失敗しても大丈夫!小学生の英語「間違い恐怖」を克服する教室

以下に一つでも当てはまる保護者さま・学習者さんにおすすめの記事です:

  • 英語の授業になると急に無口になるお子さんがいる

  • 「また間違えた…」と落ち込む姿が気になる

  • 英語は好きだったはずなのに、最近やる気が見えない

  • 発音や文法ミスをすぐ注意してしまい、後で後悔している

  • 「間違いを恐れない力」、お子さんに身につけてほしいと感じている

これらの悩みを抱える方へ、この記事では「間違いを恐れずに英語が好きになる仕掛け」と「杉田教室が実践している具体的アプローチ」をわかりやすくご紹介します。

こんにちは、英語講師の杉田です。

いつもありがとうございます。今日は「 間違いを恐れない英語学習」についてお話ししますね。
私自身も、中学と高校時代に「 文法と訳す練習」に追われ、「このままで英語を話せるようになるの?」と常に疑問を抱えていました。
大学入試を目指す英語教育の流れに沿って、ひたすら正解を求める勉強を続けていたんです。

大学に入ってからやっと週に2時間だけ会話の授業がありましたが……正直ほとんど話すことはありませんでした。
先生の話を聞くだけ。英語を「使う」経験が圧倒的に足りなかったのです。

なぜ「間違いが怖い」と感じてしまうのか

● 日本の英語教育が抱える「正解主義」の弊害

日本の英語教育が「間違ってはいけないもの」になってしまった背景には、やはり大学入試の存在が大きいと感じています。
入試では「正しく訳す」「文法的に誤りがない」ことが問われるため、それがゴールとして定着してしまい、英語そのものが“テストに受かるための科目”になっているのです。

このため、「英語=間違えないことが大事」という刷り込みが自然と子どもたちにも伝わり、間違いを恐れるようになります。
自分が口にした英語が正解か不正解か。そこばかりが気になってしまい、「話す」という行為そのものを怖がってしまうのです。

必死に受験英語を勉強する高校生

「失敗してもいい」環境で英語が好きになる

● 教室で実践する“間違いを恐れない”仕組み

私自身の経験から、文法だけで話せるようになるのは難しいと痛感しました。
だからこそ、私の教室ではまず 「音を聞いて真似する」練習 を徹底しています。
そして、間違いは最初はほとんど訂正しません。7~8割合っていればOK!

最初から完璧に真似できる子なんていません。
もしそこでいちいち間違いを指摘してしまったら、せっかく出しかけた声が引っ込んでしまいます。
まずは「話すことが楽しい」と思える体験を増やすこと。これが最優先です。

数ヶ月後、子どもたちが自信をつけてきたころを見計らって、少しずつ「こう言えばもっと伝わるよ」というヒントを加えていきます。

● 実際に話せるようになった生徒の変化

文法中心の学習が学校では主流となっている中で、私の教室では音から入る学習や会話の練習にも力を入れています。
ただ、実際には「会話は恥ずかしい」「ネイティブのような発音は浮くからイヤ」という理由で、あえてカタカナ英語にこだわる生徒もいました。

「そんな発音、誰もしてないよ」と言われるのが怖くて、頑なに発音を変えない生徒もいたんです。
これは周囲との違いを恐れる気持ちから来ていて、とても日本的な感覚でもあります。

でも一方で、私のアドバイスに素直に耳を傾け、「声に出すこと」に取り組んできた生徒たちもいます。
そうした子たちは、驚くほどきれいな発音で英語を話すようになり、会話そのものも積極的に楽しめるようになっていきました

「先生、今日ね、外国の人に話しかけられて、英語で返事できたよ!」
そんな報告をしてくれる日が、本当に嬉しいんです。

通じればOK!その喜びが自信に繋がる

● アメリカ生活での気づき:「伝わればいい」の本当の意味

私が7年住んだアメリカでは、移民の方も多く、英語が完璧じゃない人もたくさんいます。
でも、“伝えよう”という姿勢を見せると、人は辛抱強く聞いてくれるんです。
私も最初は「変な英語かもしれない」と不安でしたが、通じた時の喜びはとても大きくて…。
その体験が、「間違えても伝えたい気持ちが上回ればOK」という気持ちを支えました。

● 伝わる喜びが生まれる瞬間

たとえば、小学生が「on the table」と言いたいのに「in the table」と言ったとします。
それでも相手が意味を汲んでくれると、「伝わる!」と自信になりますよね。
もちろん「in」は教えます。でも、最初は「伝わった喜び」が何より大切。
それが、「もっと話してみよう!」というエネルギーになります。

まとめに代えて:「間違える勇気」を応援したい

  • 正解主義は、子どもたちの可能性を狭める

  • 失敗を歓迎する環境が、英語への好奇心を育てる

  • 通じた喜びが、自信と学びたい気持ちを引き出す

これからも「間違える勇気」を大切に、子どもたちのコミュニケーション英語を育てていきたいと思います。
英語は「正しく話す」ことより、「伝えようとする気持ち」が一番大切。
「失敗しても大丈夫!」を合言葉に、明るく一歩ずつ進んでいきましょう。

失敗を恐れずに発表する小学生

締めの一言&CTA

この記事が、あなたやお子さんの英語学習に少しでも役立つヒントになればうれしいです。
体験レッスンやご相談も大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせくださいね。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA