「英語が嫌いになる前に知っておきたい!小学生のやる気を育てる7つの工夫」

こんにちは、英語講師の杉田です。

この記事では、保護者の方が
「英語を嫌いになってほしくない」
と願いながらも、
「うちの子、やる気が続くかしら?」
と悩む声に寄り添いたいと思います。

この記事を読めばわかること

  • 小学生が“切り替え”しやすいウォームアップの工夫

  • 子どもの心に寄り添う「共感」の声かけとは?

  • 英語が“楽しい”に変わる「ご褒美」&「見える化」テクニック

  • 忙しいご家庭でもできる「負担をかけないサポート法」

英語が苦手になる前に。小さな成功体験の積み重ねで、やる気を育てるヒントをお届けします。

子どもの“今”に寄り添う ― 観察と共感がやる気を育てる

小学生の子どもたちは、学校が終わった後に教室へやってきます。

楽しかった日もあれば、ちょっとしょんぼりした日もある。
友達とケンカしたり、お腹が痛かったり…。
本当にいろんな「今の気持ち」を抱えて、来てくれるんです。

だからこそ、私はまず“観察”から始めます。

表情や姿勢、返事のトーンを見て、
「今日はちょっと元気ないかも?」
「なんだかテンション高いな~」と、そっと読み取るようにしています。

そして、そっと声をかけます。

「今日、どうだった?」
「なんか困ったことあった?」

子どもたちって、自分の話をちゃんと聞いてもらえると
すごく安心するんです。

アメリカにいたときに感動したのが、
“大人が子どもの話をきちんと聞く文化”。

子どもでも一人の人間として尊重されている。
だから、のびのびと学べる空気があるんですね。

日本ではつい「〇〇しなさい!」と指示が先になりがちですが、
まずは「聞くこと」からスタートすることで、
やる気スイッチが自然と入っていくように感じます。

前向きな声かけで「やってみよう」を育てる

子どもに何かしてほしいとき、
つい「〇〇しなさい」と言ってしまいがちですが、
それではやる気は出ません。

私は、「これをやると、こんなふうになれるよ!」と
未来をイメージさせるようにしています。

たとえば、「この音読がスラスラ言えるようになったら、
映画のセリフも聞き取れるようになるかもね!」
といった声かけです。ワクワクする未来を見せると、
子どもたちの目がキラッと輝きます。

英語の先生が一番大事にしなければいけないのは、
「英語を嫌いにさせないこと」。

これだけは、絶対に守りたいと思っています。

見える化で達成感!ゲーム感覚の達成マップ

やる気を維持するには、達成感がとても大切です。
私の教室では、「できた!」を実感してもらうために、いくつかの工夫をしています。

たとえば、宿題や音読ができたときに
「ご褒美シール」を貼るようにしています。
シールがたまると、小さなプレゼントと
交換できるのですが、そのプレゼントも
“くじ引き”形式にして「何が出てくるかな?」と
いうワクワク感も演出。

さらに、リスニングカードや
フォニックスカードも活用して、
「今週は何個わかった?」を
目に見える形で記録。
子どもたちが「先週は15個だったけど、
今日は20個になった!」と
自分の成長を実感できるようにしています。

単語学習についても、
主観的な評価ではなく、
オンラインの動くゲームを取り入れて
「何点とれたか」で達成度を確認。
こうすることで、家でも楽しく練習できますし、
チェックの予告があると
「やっておこう!」と自主的な行動につながるのです。

家庭でのサポートは“負担少なめ”がポイント

私の教室では、「宿題は子ども自身ができるレベル」
にしています。
なぜなら、
「教える役目は保護者ではなく、私」だからです。

もし、「ここを教えてください」
「ここは絶対暗記させてください」
とお願いすると、
それがストレスとなって
親子関係に影を落とすことも。
そうではなく、保護者の方には
「CDを流してあげる」
「タブレットで音を聞くのを見守る」といった、
軽いサポートをお願いしています。

教室ではタブレットの使い方を
事前に教え、「自分で再生できるよ」
と自立を促しています。

親子の距離感を保つ ―感情的サポートの避け方

私自身、自分の子どもに
英語を教えようとして
苦労した経験があります。
つい甘えが出たり、
教えにくくなったり。
結局、我が子には教えず、
他の子を担当することにしました。

親子で英語を教え合うのは、
どうしても感情が絡んでしまいがち。
でも、週に1回だけ通う英語教室なら、
その関係性を壊さずに済みます。

だからこそ、保護者の方には
「英語は教室に任せて、家では笑顔の応援団でいてください」
とお伝えしたいのです。

締めの言葉

子どもたちが英語を「楽しい」
「もっとやりたい」と思えるようになるためには、
小さな積み重ねと周囲のサポートが欠かせません。

「できた!」の実感を、たくさん持ってもらうこと。
「見てくれる人がいる」安心感を与えること。
そして何より、「英語って面白い!」と感じさせること。

この記事が、あなたやお子さんの
英語学習に少しでも役立つヒントになればうれしいです。
お問い合わせ・体験レッスンのご相談はお気軽にどうぞ。

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